「好きだ」って言えたら 触れてしまったら 壊れそうな君との距離 透き通って光って 膨らんでく想いは シャボンの玉みたいでさ ねえ どんな言葉も 声も 仕草も 指も 瞳も 宙を舞って 弾けないように 消えちゃわぬように 今はこのまま このまんまで 空まで浮かべ 「ああ もしも出会わなければ」 なんて思ってもないこと つぶやきそうになる 後戻りできないなら 今はほんの少しだけ ゆっくり歩かせて 大丈夫だよ 大丈夫だよ なのに 頬伝うこれは ねえどうしてかな 壁なんて無いのに 決まりだって無いのに 踏み出せない君との距離 傷つけないため? 傷つかないためかな? 心の半歩手前 ねえ 違うどこかで 違う姿で 違う誰かになれたなら 胸の痛みも 詰まる呼吸も ふわり消え去ってくれるかな そんなの嫌だ ああ まるで知らなかったな さよならより 苦しい出会いがあるなんて あとどれだけの時間が 私たちにあるかな わからないけれど 君と過ごす 君と生きるすべて 1秒たりとも 見落とさないように 気づいてるさ 永遠なんて無いんだね きっと きっと きっと だけど今は 今が弾けないように そっと そっと そっと 空まで浮かべ ああ 君と出会ってよかったな 口にはしないままで まだしまっておくよ 後戻りはしないから 今はほんの少しだけ ゆっくり歩かせて 大丈夫だよ 大丈夫だよ ほらね 頬が緩むのは 君のせいだな シャボンはまた少し膨らんでく