小指から爪を切る癖や 間隔の深い寝息 好きな色が変わる速度すら 僕ら 似てきたね最近 月日の意味見失えば すれ違うのは意図も容易く 胸の奥にある合鍵は いつからか錆びて 同じドアから出て行き 違うドアをノックする日々 決着を問えば 出てくる答え いつも同じ 星占いも信じないよな 恐がりなニ人はきっと これから先も 忍ばせていく 大人のルールなら 苦手だった筈の アルコールに似てて 初めて二人で揃えた 安いチョーカーが胸締め付ける 眠れない夜を押し付けたのは 否めなくて 優しさなの? 着信履歴 比例して吐いた 嘘 戻せない針が 虚しく響く 冷めた部屋は 一人じゃ少し広すぎるから 僕らはそれを理由に 背中合わせで夢を見よう