舞い散る花びら ひとひらの温もり 祝福のように 僕らに降り注ぐのなら 失うたび何かを得てまた失って 計れないものばかり欲しがった 空っぽだったこの両腕に 有り余る幸福を今は抱えている もし君が誰かを妬んでも 幸福なのは君のほうかもしれない 誰にも計れないよ 舞い散る花びら ひとひらの温もり いつか消える日が来ても きっと 忘れない 舞い散る花びら ひとひらの温もり 真実は永遠に消えたりしないから 君と僕を分かつ皮膚の温度 なめらかに溶けていく蜜のような すべる時のながれ感じながら 隔てている柔らかな表層を一枚ずつ めくるように理解を 想いを馳せて深く沈んでゆく 舞い散る花びら ひとひらの温もり 祝福のように 僕らに降り注ぐ 舞い散る花びら ひとひらの温もり いつか消える日が来ても きっと忘れない この声を残して いつか灰になっても 大地に還る種のように 舞い散る花びら ひとひらの温もり 真実は永遠に消えたりしないから