伝える言葉は決めていたはずなのに 変わることのない景色に 目をそらしてた 小さな勇気が欲しくてうつむいた 白い眩しさだけに焦がれてた 夏を書き綴るノートの 終わりが近づいてくる やがて訪れる日には せめて笑顔のままで 手を振りたくて… 歩き続ける事でしか 届かないものがあるよ 今も温かな手のぬくもりを 探し続けている いくつもの優しさを繋いでも 辿り着けないから 今も何度でもボクは夏の面影の中 繰り返すよ 静寂をさまよう一片の幼子は つかの間のゆりかごの中 目を閉じていた 夢から目覚めるその時がくるまで 白い眩しさに包まれている 夏の足跡を追いかけ ボクは思い出をこぼす 何が悲しいのかさえ 忘れてしまうけれど 立ち止まれない 歩き続ける事でしか 残せない物があるよ あの日途切れてしまった言葉を 繋ぎ止めたいだけ 風が涙をさらったとしても 忘れないで欲しい 声が届かなくても 夏を刻む花火を 見た記憶を… 羽ばたいた数を数え空を舞う羽は 小さな勇気で いつも眩しさだけ求め続けていた 歩き続ける事でしか 届かないものがあるよ 今も温かな手のぬくもりを 探し続けている いくつもの優しさを繋いでも 辿り着けないから 今も何度でもボクは夏の面影を 振り返るよ