One 僕らが伸ばす それぞれのブランチの先 何にもない それもそれでいい ふら ふらと ふらと 樹海の廃車に蔦が纏わるくらいの 小さな確率 分かってるのに 自分を制したいからさ 今日は 呼吸に時間をかけて眠ってみるよ One 約束もない 会えるとき会うくらいでいい ああ 木肌を鳥が伝う すら すらと すらと One 本来はない いつかの誰かが生んだ「いみ」 ああ 疑いも何もないの? Why and Why and Why 共に落ちた種も育ち 地に芽出せばもう 自生するだけ 別々の個体 変化を願った君はまた頭上で 何度か不正確にシャッターを切った One 終わりを思い 夜が明けるまでに観るラストシーン ああ 普通など神話さ この際 この際 この際 One 僕らが伸ばす それぞれのブランチの意味 分からない? それはそれでいい 軽く頷けたら 壁の模様 笑えるくらい 看板の色 感じられるくらいにはさ 鳥肌を立てて過ごしていたいんだ One by One by One