嗤う唇の端に堕ちる 闇は臨む深淵なのか 誰も永遠に知る事の無い 死穢を禊ぐ月の光よ 抉れた瞳で見た 荒れ地でさえ色付く華 朱く黒く只暗く 浴びて溶けて 巡り食んで嫋やぐ 生き死を見守ると 淡く脆く未だ咲くとも知れぬ 小さな蕾震えた 絶望 plantation 〈間奏♪〉 星が帰る池の畔で 眠る蕾呼吸をすれば 新の月は輝きはじめ 夜は朱に染められていく 誘惑する薫りと 優雅な花瓣に隠した 凍て付くその眼差しよ 折れて枯れて朽ちて 尚も華やぐ 最期を見届けて 揺れて触れて魅せて 刺して艶めく 幾つの果てを迎えた 絶望 plantation 〈間奏♪〉 見渡す限りの地上に 命の限りを植え尽くす 浴びて溶けて 巡り食んで嫋やぐ 生き死を見守ると 淡く脆く未だ咲くとも知れぬ 小さな蕾震えた 絶望 plantation 華と華が満ちて行けば やがてそこは楽園になる 夜と朝は瞳交わし 噎せる薫り目覚めの刻