電話越し さえぎる声も聞かないまま キミは恋をやめたんだ 知ってるよ 隣で肩を支えている 優しい人がいること 人類史上これ以上 好みが違う二人がいたかな それでも互いを補うように 自然に寄り添っていた 口紅の色まで個性を出すキミに 憧れ見とれていた 画面越し 交わす言葉のそっけなさや 一言一句に怯えた 知ってるよ 優しさはすぐに渡さなきゃ 色褪せてしまうこと 口紅の色を変えたキミの肩を 掴めず見つめたまま 「さようなら。あなたを 好きなままじゃきっと、 自分を嫌ってしまう」 傷つけ傷つく勇気があれば 違ったのかな 電話越し さえぎる声も聞かないまま キミは恋をやめたんだ 知ってるよ 口紅の色を変えるほど 好きでいたかったこと