青色の歯ブラシは 綺麗なまま並んでる 思い出と同じように 汚れずこっちを見てる 鏡に映るその顔は いつもと同じなのに すべてがかなしい すべて虚しい ひとつだけ弱っても どうしても捨てれない まるでわたしだね このままどこかで 消えてなくなりたいほど 二人歳をとって 歩けなくなっても 手は繋いで寝ようって 言ってたね 抱きしめてそのまま 冗談だよと笑ってよ あなたの隣で しわくちゃな手を握るのは わたしじゃないから 風邪ひかないでね カフェオレを飲むたびに あなたを思い出させる ほんのり苦味のある 唇が好きだったよ 近づきたくて嫌いでも 好きになろうとしたんだ もう一度触れて 確かめたいよ その苦味も今なら わかるんだ 恋で あなただったんだね ごめんね 引き止め 掴む手を振り払って 今なら手を握り 二度と離さない なんてもう遅いよね ここで待っててもいい? 並んでる歯ブラシが 二人の時間を示す 動けずに弱っていく わたしはわたしを捨てる このままどこかで 消えてなくなりたいほど 二人歳をとって 歩けなくなっても 手は繋いで寝ようって 言ってたね 抱きしめてそのまま 冗談だよと笑ってよ あなたの隣で しわくちゃな手を握るのは わたしじゃないから 風邪ひかないでね