これが悲しい出来事ならば やがて棄て去るためにあると もう一度、一度、 耳元でささやいて欲しい 君と暮らした風景には むきだしの傷が無数にあり 少々の風で沁みるから まだ泣いたりしてる いつか取れかけたままで放っといた 古着のジャケットのボタン 帰り道失くしてた それきり 夢にのまれてく 疲れきった声が 奪い去る車輪のように 線路を駆ける 石ころみたいに 置き去りにされたのは 君でもなく 私でもなくて 上出来な嘘ついてた あの日のふたり <♪> あれがかけがえない季節なら 今も消し去ることは出来ない もう二度と、二度と、 さわれない熱と温もり 使い果たした愛の言葉 迷い手放した意味の置き場 君のため出来る事なんて きっと何もなかった 気付くとは傷つくこと、だと思う 道端に捨てられたごみの清らかな魂 羽ばたけ ロクデナシの詩 夢追い人は行く 折れそうな心の声 線路を渡る かけちがえたボタン すれちがう心の音 弁解をしないあの日は 冬空に似て 透明に輝いている 透明に輝いている 君らしくあれ 自分のために <♪> 夢にのまれてく 疲れきった声が 奪い去る車輪のように 線路を駆ける ロクデナシの詩 夢追い人は行く 汚れなき明日は来る 名もなき夜に 愛してる そんな簡単なひと言が 欲しいから それでも生きる 私たちは行く 愛と希望のものがたり 愛と希望のものがたり