窓を少し開いたらすべり込む温い風 馬鹿げてる私を嘲笑ってるように 人はけっこう苦痛にも 耐えられるものだって ぼんやり思ってる 不毛の夜 愛しさが二人を繋ぐ唯一のものなら ただあなたの気配を ただあなたの匂いを… たしか あなたが置いてった かすかな手触りや声や 飲みかけのグラスとか 探すけど何もない さっきまで包まれながら ひとつになれたはずなのに すくいあげる水のように 跡形もなく消えてゆく ただあなたの気配を ただあなたの匂いを… ただ私の思いを ただ私の苦しみ… ただあなたの気配を ただあなたの匂いを… ただ私の思いを ただ私の苦しみ… 人を好きになる事に 立ちすくむ理由はない 自分の激しさに初めて会う 愛し抜けば泣きながら 神話にもなれるだろう 自分のずるさも初めて見る 寂しさが二人を繋ぐ唯一のものでも ただ私の思いを ただ私の苦しみ… どうか抱きしめて欲しい 忘れないでいて欲しい 行き場のないぬかるみに 足をとられてる 誰か傷つけて生きて いつか私も傷つくの 愛しても愛しても あなたを愛し足りない さっきまで包まれながら 確かめ合ったはずなのに すくいあげる水のように 跡形もなく消える どうか抱きしめて欲しい 忘れないでいて欲しい 行き場のないぬかるみに 足をとられてる 誰か… 傷つけて いつか… 傷つくの 愛しても愛しても あなたを愛し足りない ただあなたの気配を ただあなたの匂いを… ただ私の思いを ただ私の苦しみ… ただあなたの気配を ただあなたの匂いを… ただ私の思いを ただ私の苦しみ…