一秒前の瞬き 取り残された世界 羽撃けるなら彼に伝えて 羽根を焦がす無数の鳥が 灰を散らし安らぎ笑う 誰か散らせ 僕がここに居たという証も 骨はどうせ砂と化して消えるのに 呑まれて踏まれた仲間の声 終わりにできない理由が 螺旋の中を逃げ果せば 僕らの背中を突き立てる 彼は昇り私は降る 柱を光で埋める月光が 微かな記憶を照らした 彼を探しているようだ 「あの小説の中で集まろう」 導く声は空耳の様 漂う海 これはあなたが始めた物語だから 羽根を焦がす無数の鳥が 灰を散らし安らぎ笑う 誰か散らせ 僕がここに居たという証も 骨はどうせ砂と化して 消えるのに生きてる 骨はどうせ砂と化して 消えるのに生きてる