広くなったベッドの上で 昼間からずっと 時間を無駄にして 今日も君想いに耽る 座ってた場所触ってた物も 全部そのままで 多分サーモグラフィーで 見れば赤く映るかな 青い部屋でまだ暮らしてる 記憶の塵集めた 微熱の残像 あたたかくて やわらかくて いつでもここにあったもの まだ消えないその面影を 目に焼き付いた 屈託のないその笑顔を 胸に抱いて眠る 全然起きない僕に しょうがないなって 冷たい手を肌に当ててきて びっくりして起きてやめろよって 何度も笑い合った 魔法瓶のように保っても いつかは失くなってしまうの? わからなくて 情けなくて 今でもここにあるもの まだ消えないその唇を 耳に残った うるさいくらいに優しい声を 頭に流して眠る 冷え切った身体 手足も氷りついて 朦朧の中で感覚が鈍ってく 温かさに触れても 失った温度は戻らなくて 心は真っ黒なまま ただ寂しくて ただ愛しくて 未だにここにある想い まだ消えないけれどいつかは 忘れられるの? あたたかくて やわらかくて いつでもそばにあったもの まだ消えないそのぬくもりを 僕の名前を呼ぶ 小さなかわいい寝顔の 君の隣で眠る