夢を見てたんだ 懐かしい物語を 少し頼りない あなたと過ごした日々を 優しい空気に 紅茶とタルトを添えて 他愛もないこと いつまでも話したよね 一人きりの 自由な時間も それはそれで素敵だけど いつからだろう? あなたといることが とても自然に思えて まだ 恋人でもなかった頃 思えば初恋? あぁ 春の味が恋しくなったら 熱い紅茶を淹れよう 夢の続きはね 今だって思い出せるよ 素直になれずに あなたを困らせた日も 強がったり 我が侭だったり 大人なのに子供みたい… それはきっと あなたにだけ見せる 甘えたがりな私で ねぇ お上品なお茶会には 程遠くたって ただ ありのままに 笑いあえるなら 何もいらなかったの また 頬を紅く染め上げてく 私の初恋 あぁ 甘さの奥 若葉の苦味も 今は味わえる もう 恋人とは違うけれど 今でも好きだよ ねぇ 今日はふたり あの日に戻って 熱い紅茶を淹れよう