鳴り止まない鳴り止まない 耳鳴り、塞いだ思考とサイレン 抜け出せない抜け出せない 泥濘みに落ちていく 噛み合わない噛み合わない やがて煩わしくて千切った 言の葉が言の葉が 爪先に積もっていく 泡になって夢になって世界は 隙間を埋める風には 作られてない 抗っては藻がいては夢を見る それは色彩を奪ったアイロニー 今ステージは回るぐるぐる回る 私を置き去って ふらついたその視界 誰も知らない 浮遊感が攫っていく メーデー、私身体ごと宙を舞う ズキリズキリと痛んで まるで檻の中を 彷徨っているみたいに サイレンスそれは さんざめく夜の様 ゆらりゆらり揺蕩って 私何者にも成れないでいる 曖昧なファンタジー 冷めやらない冷めやらない 溺れる視界、白昼夢連鎖 愛されたい愛されたい 他人事に酔っている 泡になって 反芻する記憶の数々は 何れも現状を救うには至らない 思考とはその重量が軽すぎる故に 高速で脳内を循環し続けるのだろう 次第に凪いでいく 塗り潰した昨日へ 変わっていくのは欺瞞? センチな怠慢 何度目のクランクアップ 沈んでいくこの身が 途絶えた瞬間 浮遊感よ攫って 嗚呼 メーデー、私変わり損ねた模様 精々独り戯言のダンスを メーデー、私身体ごと宙を舞う ズキリズキリと痛んで まるで檻の中を 彷徨っている 鳴り止まない鳴り止まない 全て吹き飛んでしまう私の かろやかさ、かろやかさ これは致死量で歌う、 曖昧なファンタジー ナンセンスばっかり 泡になって夢になって 世界が輪郭の全てを 手放してく夜