壊れた愛をぶら下げながら 退屈そうにきみが笑う 歯車はズレてもうきっと 噛み合わない ほら見ろ 言ったろ 手遅れだ 舌がもつれてささやく愛は 曖昧すぎて届かない 前歯の折れたトランペット 吹きのように 針跳びしたまま戻らない 何を悲しむことがある やっぱりぼくらは動物なんだ ふたりの恋はちゃんと終わった きみの残した影が揺れる あと少ししたら夜がぜんぶ 隠してしまうだろう ほら見ろ 言ったろ 手遅れだ 期待外れの映画のように 二束三文の時間が過ぎる 何を悲しむことがある やっぱりぼくらは動物なんだ 壊れた愛をぶら下げながら 退屈そうにきみが笑う 歯車はズレてもうきっと 噛み合わない ほら見ろ 言ったろ 手遅れだ すべてはいつしかブルーになる