耳鳴りが響く白んだ空気と 柔らかい風 湿った景色 潰れた体 蠅が水辺に浮かんで死んでいる 鉄塔は正しく立っている 僕は今なら飛べる気がした 何も出来ないような君とは違うと 思っている 冷たい肉らはやっと 優しくなるだろう 頭からじりじり解けてくわ 低脳に歌うよ きっと 遠く 淡く 鮮やかに 響いていくよ アーメン 指先に隠れた愛も柔らかいまま 腐っていくんだろう 背中を殴るような夕陽は 既に沈んでいる 冷たい肉らはきっと 悲しくなるだろう 内部がぎゅっと外部を刺している 懐かしかった日々を思っている 縮んで動いた 頭からじりじり解けていくわ 低脳に浮かぶよ きっと遠く淡く 頭からじりじり崩れていくわ 鮮やかに 響いていくよ アーメン まだ白んでいる 濁ってまた溶けていくよ 爛れて今罅が破れた 濁ってまた溶けていくよ 爛れて今罅が破れた 溶けていくよ 罅が破れた
