街の中を浸してく極彩色風景 人波が繊細なキルトに見えて歩道橋 誰かの影跨いで縞馬柄に紛れる俺 いつの間に傍にいた女の子が消えた 海水浴に出かけた彼女は36色の一部 街の中を浸してく極彩色風景 イマジネイション全開にして 胸騒ぎの音 遊園地の火事の様な 素晴らしい午後は今日もブリザード吹く森だった 思い出主義に走って 「今が昔」状態に 夕日で描く肖像画 なんて寂しい色使い 街の中を浸してく極彩色風景 君の色が 蘇っていく 神経質にセットされた空を崩さないように 矯正されたビルを横目 街の縫い目を歩いていく 等間隔の照明 色気なき緑 デタラメな恋人達 無意味なお飾りはやめてくれ 街の中を浸してく極彩色風景 イマジネイション全開にして 君の色が蘇っていく