眩しい季節は過ぎ去って 忘れたい名前が霞んで行くとして ぼくらはこの青い香りを 思い出すのかな この空に重ねてきた作り話は 少しずつ褪せる絵の具みたいだ 永遠と名付けてみた君の温度も 煙たく光る赤い花火も 繰り返す電車の音を塞ぐメロディ 追いかけてみた星が消えた 二人にしか伝わらない言葉を集めて 君の姿さがしていた 夏とさよならをしたんだ 互いに掛けた魔法が呪いに変わった 瞬間 治りきらない傷跡に気付き始める 眩しい季節は過ぎ去って 忘れたい名前が霞んで行くとして ぼくらはこの青い香りを 思い出すのかな