ロボ:ココハ、通行デキマセン K:警備ロボットか! これでも食らえ! ロボ:緊急事態!緊急事態! K:うるさい! よし、いまのうちだ! N:Kはついに地上へつながる 出口を見つけ 遊郭ビル「フライングハウス」 の外へ飛び出した。 K:はぁはぁ。ちくしょう雨かよ… なんだかこう見ると、 みんな幸せそうだ。 僕もいつも通りの日常で、 充分幸せだったはずなのに。。 子供:ママ、なんか臭い。 ママ:見ないの! 子供:だってあのおじちゃん 臭い。。 ママ:ほら行くよ! K:今の親子明らかに僕を変な目で 見ていた。。 しかも臭いって。失礼だな。 一体僕のどこが臭いって 言うんだ。。 、、あ!なんだこれ。 右手がおかしなことになっている! P:ケイ!見つけたわよ! K:あ!ぴんぴん! 僕の身体に何かしたのか! P:欲望の強い男はこの世界を ダメにする! もうパートナー型アンドロイドすら 抱けないように、 あんたの右手の第二関節から上は、 灼熱のチタンに改造してやったわ。 しかも、ほら。 右手を嗅いでみなさい。 K:臭い! このにおいは、、 もしや白トリュフ!? P:ご名答。 どうやら 随分いい暮らしをしてるみたいね。 トリュフのにおいが分かるなんて。 しかも黒じゃなくて白。 高級な白 トリュフのかぐわしきにおい。 でも、 それが金属と混じるとこんなにも 臭くなるなんてね。 ああなんて臭いの! 灼熱チタン白 トリュフフィンガーは! K:なんだって! ぼくの右手を灼熱チタン白 トリュフフィンガーにしたっていう のか! P:そうよ。 灼熱チタン白 トリュフフィンガーにしてやったの よ! K:なんてことをしてくれたんだ。 僕の人生めちゃくちゃじゃないか。 P:あんたは本当にダメな男ね。 もうなにもかも手遅れなのよ。 観念なさい。 警備ロボ、彼を捕獲して! K:うわぁあつい! なんだこれ、全然動けない。。 P:これは最新の 「捕獲用麻酔あんかけ」よ! もうあんたのからだに 自由はないわ。 さぁ警備ロボ! 彼をもう一度地下へ連れ戻してー! K:嗚呼・・ 僕はなんてことをしてしまったん だ。。