夜がとうとう終わっていく 何事もないように映った世界も とうとう崩れ落ちる朝日が昇った空 冷静な振りして 大層な言葉振りかざして渡った 横断歩道の信号は点滅を始めていた 周回遅れのランナーを 3回見送って気づいたことは 僕もただ 抜かされ続けていたんだってこと ギターぶら下げて ロックンローラー気取ってら 赤い赤い太陽が 僕を見送ってくれた空 設定無視の活動の記録を 積み重ねてぐるぐる回って いつの間にか立ち止まれなくて 景色はどんどん加速して 音にならない音を鳴らして 誰も気づいてなんかくれなくて 窮屈な部屋でぶら下げた ギターは僕の武器になっていた 不安さえもかき消す情熱を 見つけ出した瞬間の衝動を 声を出して高らかと宣言したって 自分の中で消化するもんだと 世界は大概冷たくて 乾いた 喉を潤すために唾を飲み込んだ 拾ったものに全部 名前を付けて保存して 膨れ上がった感情が 僕の背中を押してくれた唄 破裂しそうな心臓の鼓動が 殴り書きの明日の手紙が 早く君に伝えたくて 本当に気付いてほしくて 優しくなんか歌えやしなくて 悲鳴にも似た声で叫んで ギターも必死に答えてくれたんだ 僕の世界で 頑丈になった体で 心は守れやしなくて 少し賢くなって ズルく生きていく方法も割と知った 設定無視の活動の記録を 積み重ねてぐるぐる回って いつの間にか立ち止まれなくて 景色はどんどん加速して 音にならない音を鳴らして 悲鳴にも似た声で叫んで 破裂しそうな心臓の鼓動が 殴り書きの明日の手紙が 早く君に伝えたくて 本当に気付てほしくて 優しくなんか歌えやしないよ 僕の中の衝動とよく似た ギターが必死に答えてくれたんだ 僕の世界で 僕の世界で