星降る夜 海辺を歩いて 心の奥まで 波音が押し寄せてく 届かなくても 笑ってほしいの 伝えきれない気持ち 押し流した 珊瑚礁 青い彼方に 君を想って いつも眺めていた 掬った かけがえのない「大切」が 零れ落ち まるで涙 海鳴り 寄せては返す この痛みが 遠く 君の声が どうして 切なく鳴くのか知らぬまま さざめく海に 「どれだけ 泣いたの?」って そっと 尋ねてる 海の底は ここよりもずっと 活きられると思った 泳げなんてしないのに 青い彼方のその先 今も 手を伸ばしてしまう 歩きたい 月へと続く道まで まだ 諦めたくないの 海鳴り 変わり映えしない岸辺から 少しずつ攫(さら)って いつでも 揺れる波 呑み込んで欲しい この涙と「ごめんね」も Ah 暗い闇に染まる景色 時が経てばほら 水平線の向こうから ほら 光が射す朝が 海鳴り 少しずつ 水面煌めいて 心解き放てば 優しく透き通る青さ届けばいい 遥か今 君の元へ 同じ海 その瞳に いつか