目が覚める度に 目を閉じてしまうのは いつものこと いつものこと たまには本でも 読んでみようと思うけれど 冒頭の三行目で表紙を閉じる 夢の中へ消えていけば 退屈な今を見ることもないか 君はどこへ行ってしまうの 窮屈な部屋に閉じこもっている それに困ってる 夢の中へ消えていけば 退屈な今を見ることもないか 君はどこへ行ってしまうの 窮屈な部屋に閉じこもっている それに困ってる 満員電車見知らぬ人の体温 気温は上がる 重かった目は覚める 明日はどこに行こうかなんて言葉も 喉の奥から 出てこようともしないんだ きっと朝が来ても 僕はまた同じ顔をして 貴方と過ごした日々の記憶を辿る 貴方の記憶を探して今もまた 宛もなく鈍行列車に揺られてる