<♪> 枯れた芝生に腰掛けて 流れる川を凝視(みつ)めてる ねぼけコオロギ何処からか 季節忘れて来たのやら 昨日は錆びた 朱い色で お天道さん見返してた なのに今日の川の色 救いようのない苔緑 まばたきひとつする度に 今日が昨日になって逝く <♪> 嚙み殺してる生欠伸 暮らしに慣れて来た途端 あんな欲しいと想ってた 希みもいつか忘れてた 男は厚い胸板を ポンと叩いて笑ってた 一 雨風闇夜もこの俺がお前丸ごとひ きうけた ー 明日はきっと晴れるって 一体誰れが 云えるだろう それでもふたり流れてく 最期の最期笑う為 それでもふたり流れてく 最期の最期笑う為