当たり前になりつつある日々に 君はどこまで続けるの 染まる僕の影はそれでも黒く 濁って 言葉だけで苦しみあう日々に 君の望む世界は どこにもないでしょ? 色めく都会の喧騒 数多の坂道やトンネルに 一本道や凸凹じゃり道 それは誰かの模倣じゃなくて 僕だけの真実に また犇く人だかりの中で 遠い目をするだけの君は 何も奪われず明日を 生きていくなんて 蠢く一人に過ぎない僕は 違うことに気付けずに 同じ景色を見ていただけだった それだけって 秘密裏に潤う瞳 故に周りの生き方に 棘を刺した夢にまた 二重に連なる夜風 数多の突然偶然それとも必然 通りすがりの不可思議 それは一人歩くその姿 青く見えてしまったから また犇く人だかりの中で 遠い目をするだけの君は 何も囚われず行こうとするだけでは 仕方ないだろう 蠢く一人に過ぎなくても 私を失わないで 違う目線でその手を離さずにただ 同じ景色を見ていたいだけ
