無論、 ジョークで済ませられりゃよくて 変に勘繰るほど訝しくもなるよね 不老不死とか笑い飛ばすけれど 君はきっと 僕の二倍以上生きるだろう 嘘ばかりついた それはまず正しくて いずれ遠ざかる距離を 悟られたくはない 巡り巡る時の中で ずっと君と僕とはそばにいるよと 誓い合ったはずだ それが こんな早く 理由も知れず はなればなれになるなんて ほんと堪えるよなぁ 物心ついたときから使ってた スプーン 誰が買ってきたかわからないまま ずっとある銀のフォーク 画家の知れない絵も それを入れる額縁も 奔放に描かれた鳥たちのように 風に誘われるまま運ばれたら Heaven 巡り巡る時が過ぎて いっそ忘れられたら楽な 出来事なんて覚えなくていいよ 痛く苦く少し甘い毒が抜けぬ 棘になってしまわぬよう どうしてって時を恨んだって 明日はこの部屋を包みにくるだろ せめてそれが 眩しい光でありますよう 君の腕で眠る僕にどうせ君は キスとかしてくれるんだろ? これだけは約束してね 綻んでく 爛れてゆく 君が好きだと言ってくれた 僕の鼻や眉や唇や笑顔が 「腐り落ちる前に」 無論、ジョークで。