風が泣いているよ 街をすりぬけていくよ 僕は一人はぐれたままで 暗闇を見つめているよ 100年前の人はどうだったんだろう 眠れない夜もあったに違いない お金のことで悩む日々もあっただろう 別れに涙する人もいただろうね 100年前の人はどうだったんだろう 生きることに戸惑う夜があっただろうか 何もかもが嫌になる夜や こんなに切ない夜があっただろうか ああ 100年前の人よ 僕に答えを教えてくれ 命は限りなく続いているけれど 僕は何のために生きている ああ 100年前の人よ 涙の止め方を教えてくれ 時は永遠のものかもしれないが 僕は何のために老いていく 僕は時の流れさ 僕は時の落とし子 僕は時の幻 僕は時の哀しみ 風が泣いているよ 街をすりぬけていくよ 僕は一人残されたままで 暗闇を見つめているよ 100年後の人はどうするんだろう 眠れない夜がやはり来るのだろうか 争うことはそれでも続くのだろうか 愛することは苦しむことだろうか 100年後の人はどうするんだろう 悔しさや哀しみをひきずる夜が 風の音に震える心細い夜が 100年前を思う夜があるだろうか ああ 100年後の人よ 僕は答えを探している 命はこれからも続くだろうけれど 人は何のために生きていく ああ 100年後の人よ 心の在り方を教えてくれ 人は何のために人を好きになり 人は何のために老いていく 僕は時の流れさ 僕は時の落とし子 僕は時の幻 僕は過ぎ去りし時さ 今僕は生きてる 眠れない夜を一人乗り越えて 今僕は生きてる 風の音に心を震わせて 今僕は生きてる 守ってあげたい気持ちを抱きしめて 今僕は生きてる 涙の止め方さえ知らないまま