モノクロの世界も 悲しい思い出も あの乾いた雲に浮かんでいる 花笑んだ面影 瞼の裏側に 優しい思い出はまだ色付いて さよなら ありがとう 何度も繰り返して また同じ季節がやってくる この心なんてものがあるから 忘れられないことがあるんだろう この心なんてものがあるから こんな気持ちに なってしまうんだろう 暗い夜の向こう 新しい朝がある その向こうにはまた夜があるけど 忘れられない景色は なんてこともないような 些細な事ばっかで どうしてだろう 見ないふりしようとして やっぱり無理だった 悲しいだけじゃないから 悲しいんだね この心なんてものがあるから こんな気持ちに なってしまうんだろう この心なんてものがあるから この心なんてものがあるから 交わした言葉と沢山の後悔 照り返したアスファルトの匂い どこからか微かに 聞こえたピアノの音 暗い夜だからこそ 星は輝くらしい あの時わからなかったものが 今ならほんの少しわかる気がする この心なんてものがあるから 忘れられないことがあるんだろう この心なんてものがあるから こんな気持ちに なってしまうんだろう この心なんてものがあるから 僕は歌を歌っているんだろう この心なんてものがあるから こんなにも世界は美しいんだろう こんなにも愛おしく思うんだろう