この街は東京 上京して2年と5ヶ月 手に入れたものは 狭いワンルームと 星の見えない空だけだった いつの間にか慣れた駅の人混みで 目に入ってきた夢の忘れ方 ネオンの明かりに目が眩む 覚えたお酒の味は甘かった 何万もの夢が死んだ この場所で僕は夢を見たいんだ 泣いて叫んで 何も見えない空に向かって 何万もの夢が死んだ この場所で僕は生きていたいんだ 泣いて叫んで 何も見えない空に向かって この街は東京 上京して2年と5ヶ月 身につけた事は お金の使い方 掃除 笑顔の作り方 当たり前になってた 忙しない生活 終わりの見えない道が続いてく いくつかの恋と別れを知って 普通の幸せに怯えた 何万もの夢が死んだ この場所で僕は夢を見たいんだ 泣いて叫んで 何も見えない空に向かって 何万もの夢が死んだ この場所で僕は生きていたいんだ 泣いて笑って 何も見えない空に向かって この街は東京 ライブハウスの片隅で希望の唄を 歌っている 人なんか誰も 聞いてやしないのに声を枯らして 歌っている このままずっと このままなんて 嫌なんだって 嫌なんだって だからそれでも それでも僕は 何万もの夢が死んだ この場所で僕は唄を歌うんだ 泣いて叫んで 何も見えない空に向かって 何万もの夢が死んだ この場所で僕は生きていたいんだ 泣いて笑って 何も見えない空に向かって この街は東京