頬にひと筆 朝の秘密 鏡にだけばれてる合図 パレットの角 ときめき色で 鼓動みたいにブラシが踊る 信号はまだ青じゃないけど ほてりひとつで進めの合図 目が合うたび 頬に灯るサンライズ 秘密めいた赤信号を君だけ解除 チークは内緒のサイン 右頬そっと色を重ね ためらいひとつ吹き飛ばして 恋の準備完了だよ チークは内緒のサイン 笑顔まできらめき足して すれ違う瞬間だけ 君の心に合図を送る 駅前にはグロスの朝 風にまぎれて香りが跳ねる 「今日はイケる」ってまぶたが 言って 頬のラメまで味方についてる 背中押すのは小さなブラシ 勇気みたいに丸くふわりと チークは内緒のサイン 左頬にも希望をのせて 迷いの色をブレンドしたら 恋の温度ちょうどいいね チークは内緒のサイン 合図ならここに描いたよ 「気付いて」なんて言わないけど 君の視線に頬が応答 「あ、ちょっと濃い? ……ううん、作戦どおり!」 雨粒さえも味方にして 薄紅ひろげる午後の空 「内緒」のままで届けたいの 頬を伝って君へ走る チークは内緒のサイン 走り出す鼓動に合わせ はにかむ色で告白する 言葉より先に頬が歌う チークは内緒のサイン ページめくる合図になるよ 次の私を描くたびに 恋が少し近くなる
