幸せとか悲しみとか 言葉にならない はやる気持ちはそのままに 歩き出した道の上を 苦しみとか憎しみとか 全部持っていけばいいだろ 振り返ることなんてない 光の方へ進んでいく 生まれ持った宿命と葛藤 苦痛も理不尽も 群がった羽音のよう 望むこともない 作り物の辛苦で描いた喜劇の カミサマって奴に 出逢うことはないだろう 盲目なのは世界か自分か 心臓を叩く衝撃が 向かわせる方へ行く 変えたいなら逃げたいなら 言葉はいらない はやる気持ちを抑える 足枷のような価値観を 正解ごと常識ごと 全部棄てればいいだろう 名付ける必要はない 音鳴る方へ進んでいく 不自由ない不自由を 妬んだ日も 無知ゆえの幸せを 願った夜も それでも待ち続ける気は少しも無い 明日を変えられるのは 自分自身しかいない 月夜群がる虫ケラのように 純粋無垢にこの目に映る光を目指す 幸せとか悲しみとか 掴むものじゃない 揺らぐ心はそのままに 震える声もそのままに 苦しみとか憎しみとか 許せる日は来なくても 暗夜行路の果て光に辿り着く 音の鳴る方へ 光を信じていく