生きてゆくっていう事は 涙がこぼれるほど それほど それほど 素晴らしいものだろう 家族や友達と 喧嘩したり仲直りしたりして おばあちゃんが握り返してくれる 手を離したくなくて やがて来る別れを 子どもみたいに怖がる僕たちは 幸せもんじゃないかって思うんだ 誰かを想い淋しくなる事 それほど人を好きになれること 会いたい人がいるということ それがもう 逢えない人だとしても 生きてゆくっていう事は 涙がこぼれるほど それほど それほど 切ないけど 生きてゆくっていう事は 涙がこぼれるほど それほど それほど 素晴らしいものだろう 誰かに必要とされたいけど 素直になれないから 独りの方が好きって 嘘をついた事もあったけど そもそも人間という動物は 嘘でも笑うんだ 子どもでさえ悲しいのに笑うんだ 皆、自分のせいにはしないもの 皆、自分を悪くは言わないもの 傷ついたことばかりで 傷つけてきたことを 歌にはしなかったこと 「私はいい人じゃない」って あなたは言ったけれど 僕もね いいやつなんかじゃない ただこんな僕でさえ 好きな人のことだけは ほんとに 幸せにしたいって思う あなたを 幸せにしたいって思う 傷つきながら 傷つけながら 大人になってゆくものなのかな あんな ことを 何故言ってしまったのだろう 届かぬごめんなさいを 連れて日々は続いてく 人の厳しさが 尖った氷にしか思えずに ここまで ここまで 来てしまったけど 二度と逢えない人がくれた その氷は今 こんなに あたたかい 涙になった 生きてゆくっていう事は 涙がこぼれるほど それほど それほど 切ないけど 生きてゆくっていう事は 涙がこぼれるほど それほど それほど 素晴らしいものだろう それほど それほど 切なく 素晴らしいものだろう