マリア 長い冬の終わり 二度と会えないと思った… 目の前の君は 移りゆく季節のせつなさを この胸に映すよ マリア 憶えているかい 夢を追いかけたあの日を 幼い恋が ゆくあてもなくさまよった 遠い日の卒業 学生時代のあの頃 傷つくことが恐くて僕は 新しい旅立ちに君を連れて行くこと できないと言った 涙流して 遠回りしながら ひとつの恋が消え去った 卒業 マリア わかっていたよ 君はきれいになったね 翳りゆく街に よみがえる想いをつのらせる 戻れない夕暮れ 二年目の雪が溶けて 新しい恋を見つけた君と 言葉を交わすたびに 思い出の舞台に 幕が降りてゆく 遠い記憶の ときめきととまどいよ もう一度だけ 君と僕の 青春 涙流して 遠回りしながら ひとつの恋が消え去った 卒業 マリア 長い冬の終わり 二度と会えないと思った…