「ねえ、今更になって 謝ることがあるよ いや…」と口をつぐんで 景色をみるフリして やるせないままで地形に合わせて 揺れる君の肩に寄り添った 行き先から間違って 乗り継ぎもできなくって ぐちゃぐちゃになった 未来に気づいて 今更もう遅くって 終着駅のホームで これから何を話せるだろう ぼくらはターミナルにいたはずで なんでも自由に選べたはずで 好きなことで話せたはずで 君は目を閉じて僕の 肩にもたれかかっている 行き先を内緒にして ねこける君を起こして 途中の小さな駅で降りて 今から君は喜ぶ 広がる海にはしゃぐ それから何を話しただろうか 行き先から間違って 乗り継ぎもできなくって ぐちゃぐちゃになった 未来で気づいた 今更もう遅くって 終着駅のホームで これから何を話せるだろう