忘れないでいて 旅の幻想譚 此処は、一夜だけのsteam town 「呆れたわね。」 寝過ごしの代償として 目覚めまで退屈なんてさせないわ! 此の歯車発電なんて素敵でしょう? あれもこれもそう、 私が作り上げたの。 3000年ぐらいかけて組み上げたの。 邪魔するものなんて 誰もいなかったよ。 展開するコルセット 発条のメイド 永久の照明/証明 煙る空の影 差し込む灯りが ”それ”は幻と 深く 嘲るの。 ―steampunk 夜を超えて ―steampunk 叶えようと ―steampunk 繰り返すたびに虚しくなる ―steam clock 針時計の ―tick tock 告げる刻限 ―scheme short 抗うよ 時間を止めた! 最終/憧憬/改修/警鐘 永遠の呪いさえ かき消してよメロディ 踊れよ、踊れよ、踊れ。 瓦礫を朝日が照らす 寂れたステージで あと少し、少しだけ 120secの小旅行 帰りの切符はキスとシャーベット …冗談、真に受け戸惑う君に 幾千年ぶりに笑った 眩しい永遠の現世(異世界)へ 戻れる君を乗せるスタージェット 始まる離陸のエンジン音が 別れの言葉を切り裂く! 本当は寂しいことばかりだけど 迷わせちゃいけない いけないから 溢れる孤独を飲み込んで ”去り気なく”秘密を告げたんだ 「私、蒸気機関にしか、 恋できないみたい。」 いけない少女に 「私も同じ!」と叫ぶ声 最後の邂逅/懐古を 微睡の果て