透明だ どこまでも続くようで どこにも続かない 全てが聴こえるようで 何も聴こえない 数多を詰めた叡智は なぞる度掠れていく そこに居るようで 誰もいないはずだった 待っていたはずだった 細く撓る指 きつく引き寄せた 揺れて解けた後ろ髪 正しいことの渦が私には息苦しくて 過ちに潜む美を愛でさせて まさにここは楽園 一、二、三、四 一、二、三、四 一、二、三、四 一、二、散 絶え間なく積み上げていく 私の元へ届くように ぐらつく足元はとても不安定で 身も心も何も厭わない だから、罰したのだ それでも垂らした糸は 傲慢だったと思う 月が浮かぶ眼は 欠けたまま遂に閉ざされる その後に夢を見るの 真白な水面で 踵鳴らしては鯨と歌うの 姿形違えど 重なった影は同じ色だから また眠るの いつでもそばにいると 刹那でも言わせて 正しいことの渦が私には 息苦しいから いつか終わりが来ても 気づかないでしょう いつまでもあなたは優しい人だから 罪深き優しい人だから
