浅い眠りの中でうなされる 流れにじむ雫さえ疲れ果てた 世の矛盾な牙にやられては 人の波を掻き分け睨みつける 素直に生きている者が 馬鹿を見るような 世界が許せない 大きな涙を 拾い集めて 放り投げた空は 光に包まれる 目を向けなかった 小さな花さえ 幸せを呼ぶ優しさを 見つけてくれるはずさ やがて雨は上がり晴れるだろう 狭い路地を抜けても壁ばかり あの人の影さえ見当たらない 金で切れた糸は絡んだまま その傷は もう癒えただろうか 伝えられない言葉で 縛り付けられてゆく 自由を飲み込んだ 大きな涙を 旅の途中で 落とした時 何かが生まれる ねえ、そうだろう? 狙いを定めて 足元揃えた スタートの勢いならば どこでも行けるだろう 今の一秒は未来を掴むだろう 病を薬で治すように 元には戻らない そんな道を歩むべき嵯峨を 人は進んでく 君の弱さを 僕の強さで 支えられた瞬間には 愛が生まれる 忘れかけてた 薄れた記憶を 読み返した時 心を大きく見せてくれる 意味のないことなど 何もないはずさ 遠回りと笑われても 迷わず進むだろう 誇らしきこの名を 多くの助けの中で 支えながら行けばいい 心のまま歩けばいい