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夏汁

1,966
22
  • 2024.09.09
  • 4:05
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歌詞

Tシャツの袖で拭い損ねた 汗が少し寂しそうに消えた 縁座敷に座る貴女の影が 僕の影とピタリ重なった 2人で見る最後の花火は 悲しいはずなのに いざ上がると どの言葉で喩えても不正解なくらい 美々しい景色でした ねぇ、行かないで 行かないで 夏を閉じ込めるまで 砂時計を傾けて 瞬間(とき)を戻したい 行かないで 行かないで 目に沁みる花火の匂い 不意にこぼれた この一滴の雫を 忘れないように"夏汁"と名付けた 茫々と花が咲き乱れる夜空 貴女の横顔を見た時に 炭酸の泡で始まった恋が 浴衣の裾にポツリ染み付いた 何て伝えよう、この言葉は どうせ雑踏にかき消されるから 蜜柑色の簪に 想いをしたためて バレないように添えた ねぇ、消えないで 消えないで 瞳の中の風景 カメラをシャッターに見立てて 瞬きをした 消えないで 消えないで 海松色の金魚のように 夜が明けるまで 泳ぎ続けていたい ねぇ、行かないで 行かないで 夏を閉じ込めるまで 砂時計を傾けて 瞬間(とき)を戻したい 行かないで 行かないで 目に沁みる花火の匂い 不意にこぼれた この一滴の雫を 貴女のせいで 頬を伝う記憶を ───忘れないように "夏汁"と名付けた

1曲 | 2024

このアルバムの収録曲

  • 1.夏汁
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