あれは君の幻想 空いた心の隙間を沿った 雲はいたずらに僕等を覆って あどけない月の光を隠した 過去は消せないと解って言った 冷めたその仕草ですらも僕は 風に揺られるこの感覚に 僕が僕である苦しみに 心躍った 変えれないこの声も 君が望む僕を作ってさ 星々が見えたならあの日々が 喉を通らないなんて分かるわ 僕等は宙に舞う夢を見る そっと離した手 夢に触れたくて 今が擦れ違う音が響く 君も僕も雲に帰るのかな 僕だけの世界 夢を見ていたい 信じた未来 君も僕も雲に帰るのかな 僕等らは宙に舞う夢を見る 空へ伸ばした手 やけに冷たくて 澄んだ瞳では気付けないんだ 過去が嘘が 雨に変わるのなら 変わらないこの日々も 僕の心の声薄れてさ 朝焼けに触れたなら彼(か)の場所が 旅の終わりをくれると気付くわ 僕等は宙に舞うエイリアン 不意に出た言葉 消せないあざが 夢を振り払う想い積もる 君も僕も嘘に頼るのなら 君も僕も嘘に頼るのなら 僕等は宙に舞うエイリアン 伝えたい言葉 ただ溢れるだけ 冴えた眼差しが伝えるんだ 君も僕も同じ夢に憑かれたなら 嫌った過去で笑って 望んだ今を恨んで 時の代謝に背を向けて 穿って潜ってしまえば 緩やかな苦しみが 夜(よ)の帳(とばり)を溶かす 誰かのように 秘めた想い空に託して