最後の歌

歌詞

地球最後の日は実にあっけなくて 現れるヒーローなんていないんだ とても静かに 迎えるラストシーン すするアイスコーヒー 入れるガムシロップ 椅子に座り窓を眺め 吐き出す息 降り出す雪 いつも同じ景色ばかり 代わり映えしない世界に ひとつ加えるスパイス 賞味期限をプラス 平凡に暮らす民衆は のたうちまわり 絶望を知るのであった ああ やり残しはないな 巻き戻しも必要ない そんな日々を送ってきたつもり 積もり積もった後悔は後に残る 傷跡は痛む 死してなお痛む 今あるなら まだ間に合うさ 迎える最後の日だって僕は変わらず 踊る 君の手を取って bpmをキープし続けよう 最後の時まで 迎える最後の日だって僕は変わらず 歌う 君のためだけに keyは外さないように 最後まで外さないように 地球最後の日はとても暖かくて とてもじゃないけれど明日なんて 思えない みんな穏やかに 迎える終末 笑い声がそこら中 こだまする日常 いつのまにか こぼす涙 それは何か別の意味で 悲しみとか切なさとか そんな類いのものじゃない 言葉だとか身振り手振り 説明する術を知らず みんな最後は微笑み 今日を感謝するのであった ああ今日まで 一緒にいてくれてありがとう 自然とそんなことを呟いた 繋がる線は全国を張り廻り この世界を飲み込む淡い光 手を繋いだまま 眼は開けたまま 迎える最後の日だって僕は変わらず 踊る 君の手を取って bpmをキープし続けよう 最後の時まで 迎える最後の日だって僕は変わらず 歌う 君のためだけに keyは外さないように 最後まで外さないように 最後の日だって僕は変わらず踊る 最後の日だって僕は変わらず歌う 笑う