傾ぐ午陽、まどうつ鳥や 粟立つ声 はしゃぐこどもの手には羽虫の翅、 汀のふくらんだ腹 (など、これらを) きみのまつげは やわらかにこばんでいる ZYPRESSENの梢のあわいが そらをきって ひたかくすように おれはきっときみのすべてを うつせないとしっているから てをはなすな! 気圏の海をゆく、みなそこへ せまくいきをつぐ さなかであおう そこでは、水沫がいいかけて まばゆい雲の瑞は眼路をかぎる おれがみないとき きみはきっと、 ほんとうのいきをしている ほばらみの季節がきて そのはやさで きみをわすれるなら なんども みつけなおすから ぬるいなみのなかで、なぞるように 春よりはやく
