思えばいつだってそうだ 嵐が来そうな そんな匂いに気付くんだ 余計なお世話になって 結局良い事も無い まるでそういう生き物みたい もういっそ逃げ出して 知らん顔して 過ごせば良かったんだ ああ、鼻に付く じっとり重たいペトリコール 何度嗅いでも得意になれない どんな五感よりも脳に強く、 速く届く 人はそういう生き物みたい 再現を押し付ける 歪んだ ルールがあるんだっていうなら 少しは自分を信じよう 叶わない願いも 報われない決意も この石鹸の泡みたいに夜空へ 還せたらなあ 君を抱いてたって 涙の匂いがするなら いい日だったって言う 自分を愛するフィロソフィー 思えばいつだってそうだ 一瞬で泣きそうになった 誰かの気配に気付くんだ 危険が渦巻く方へ SOSの方へ まるでそういう生き物みたい もうちょっと考えて 放っておいたって 多分良かったんだな ああ、 思い出を蒸し返すような香りに 何度だってそう 攫われていく 勧められたから読んだ プルーストにあった 人はそういう生き物みたい 過去にも未来にも振れるというなら 頭をリセットして 少しは自分を信じよう 汚されない自由が どこかにあるっていうなら この石鹸の泡みたいに吹けば 弾けてしまうよなあ 部屋に残った匂いが僕と 君のモノなら 幸せなんだって言う 未来を信じる言霊 誰かの今日もこうして 笑って、話をして つつがなく過ぎるならいい 明日へ向かう その空気だけが 澄んでいればいいでしょう
