机の回りを占拠してる空っぽの ペットボトルを眺めた 居心地が悪くないのは 同類だから 街の生活音が耳に障って 僕は疲れてしまった 何かを選ぶことに そして何かを選ばないことに 眠れない夜に燃え尽きてくのは 最後の一本だけじゃなかった わけもなく自分のことを 可哀想に感じる 誘拐されたよ 誰か早く 助けて 部屋の中でうずくまる 自分を縛り付けている犯人は 自分なのかも カバーのついたままの車輪 走れ 走れ 予定にはない場所へ 聞き飽きていたメロディを 今 今 思い出すために 三億あったら買えるか いつか いつか 笑うようになるのか 美味しい楽しい腹痛い それはきっと 誰と比べるものじゃない 街は如何に奇を衒うかに夢中さ 借りた絵の具で塗られて パレットはいつだって濁りっぱなし 私あいつらなんかとは違うんです なんて吠えるだけ無駄さ ただ一つ数えたらいい 「嫌い」より「好き」なものだけ カバーのついたままの車輪 走れ 走れ 予定にはない場所へ 聞き飽きていたメロディを 今 今 思い出せるかな 三億あったら買えるか いつか いつか 笑うようになるのか 今更僕は気づいたよ 欲しいものはきっと 勝ちや負けではない 三億あったら買えるか 僕は 僕は 笑うようになるのか 今更僕は気付いたよ 僕は僕が欲しい 三億あったら買えるか いつか いつか 笑うようになるのか 今更僕は気づいたよ 欲しいものは勝ちや負けではない 発煙筒などいらない 走れ 走れ 予定には無い場所へ 三億あっても買えない 僕を 僕を 今思い出せそうさ