あなたの忘れてった指輪が こんなに淋しさを募らせる 小指ではじいたら コトリと 軽い音をこぼすのね どれほど見つめても あなたの 笑顔の秘密さえ見えなくて あなたの口癖の歌だけ ひとりそっとなぞってる 愛してると言えた日は 白い壁にもたれ 首をすべる指先の 冷たい汗を感じたの 恋に溺れたなら誰でも 小さな優しさで酔えるけど どれほど抱かれても ほんとは 愛は見えもしないのね 愛してると言えた日は 白い壁にもたれ 耳に触れる唇の 冷たい息を感じたの あなたの忘れてった指輪が 私の中指で踊ってる どこかで失くしたら ふたりの 恋も壊れるみたいに