白い胸元 微かに揺れて 君は静かに寝息をたてる 黒い髪には月が映って 空しい恋の姿を黙って見てる 君は笑って髪をほどいて 僕の噂を教えてくれた 甘い香りの下着の上で 冷たいその唇を押しつけながら まるで猫を抱くように僕を抱いたね その心のドア 指をかけても ただ笑いながら鍵を下ろして 約束もさせず 僕を追い出すんだろう 僕は背中に指をすべらせ 君の首筋 口づけてみる 夢の中まで聞こえるように 何度も君を好きだと囁いてみる だけど僕の夢なんて君は見ないさ その心のドア ひとつ隔てて 君は無邪気に僕をもてあそび 夜が明けたなら 僕を忘れるんだろう その心のドア 指をかけても ただ笑いながら鍵を下ろして 約束もさせず 僕を追い出すんだろう その心のドア ひとつ隔てて 君は無邪気に僕をもてあそび 夜が明けたなら 僕を忘れるんだろう