バランス違いの 二人の足音 遠くに聞こえてくる 冬の音に重なる 綺麗に並んだ 影法師ふたつ 出会った春の日から 少し伸びた君の背 同じ今を分かち合う僕ら 違う明日を 夢見てしまった 「それでもいい」と微笑んだ 君の笑顔が切なすぎて 誇れるほど 何もできなくて ただ君の傍に居たい そう願うだけ 例えすべて 消え去ってしまっても 僕らが今、見つけたもの この場所でずっと 光り続けるから 触れ合う指先 流れ込む温度 君とひとつになれる 唯ひとつの瞬間 見慣れた町並み 変われない僕は 過ぎた季節の中に 置き忘れられていた 僕ら離れ離れの世界で 互いを知った振りをしていた あの星に手が届く日まで どれだけ想いを 重ねるんだろう 溢れるほど 君が愛しくて 夜明け前の星たちに 願いを込めた やがてすべて 消え去ってしまうけど 最後にひとつ 残ったもの 微かな光 僕らが見つけた答え