少し冷たい風が 耳元をかすめる 乾いた涙の頬 拭ってくれるように 「愛されたい」だなんて 思っていないよ あなたのすぐ隣に いられればそれでいい たとえ世界の最期に 笑っていられなくても 消えゆくこの景色を あなたと見届けていられれば それでいい 今はただこの場所で 悲しみの降る場所で 私が生きる意味を 感じていたいの 雲ひとつない空に 落ちてゆく雨の中 痛みに似た幸せ 感じていさせて 街を吹く風はただ 行く宛ても無いまま 出口のない世界を 彷徨い続けている 「許されたい」だなんて 思っていないよ あなたのすぐ隣に いられればそれでいい たとえ世界のどこかで 誰かが傷ついても あなたが今日も変わらず 笑顔でいてくれたら それでいい 今はただこの場所で あなたが眠る場所で 誰も知らない朝が訪れる前に 雲ひとつない空に 溶けてゆくこの身体 悲しみの雨に 混ざりながら消えていく 今はただこの場所で 悲しみの降る場所で 私が生きる意味を 感じていたいの 雲ひとつない空に 落ちてゆく雨の中 痛みに似た幸せ 感じていさせて 今はただこの場所で あなたが眠る場所で 誰も知らない朝が訪れる前に 雲ひとつない空に 溶けてゆくこの身体 悲しみの雨に 混ざりながら消えていく