きっとあなたを忘れる

歌詞

白々と芽吹き出した 規則正しい街路樹 正しくない私たちが そこにいたの 彷徨う夜の香りと 照葉樹林の香り 赤いマルボロの香り 思い出せるのに 雪が降り出したね 淡い記憶の中に眠る香り 白く降り積もるは 追憶すら拒むような冬の香 白々と明け始める 眩しい朝日の中で 吸血鬼の2人のよう 溶けていくの 撫ぜる指先の感触 残る太ももの噛み跡 自暴自棄の甘い水 思い出せないの 雪が降り出したね 記憶の彼方に溶けていく香り 白く消えゆくのは ただ時を重ねる前の私だけ 明けない朝があればいいと 願うは明けていく朝日に 止まない雨があればいいと やがて雪になる 雪が降り出したね 記憶はとうに白く溶けて消えた 今は跡形無く この感情の名前すら気づかない この街が白く染まれば