遠く遠く水平線 太陽があがった数刻後 なんでなんで東京は人で溢れている ずらずら隊列を成してほら ゴミのよう あたしもそうなのね ああちょっと虚しくなっちゃうわ 続々生命が階段をあがって数秒後 それぞれ散り散り生を謳歌している 風な顔で本当は 病んじゃってどうかしている あたしもそうだけど ああやあね 自己責任ですわ いっそ 真逆の向きの快速に乗って 人1人いない 名前も知らない 終点に流れ着いて もう 誰の目にもとまらぬように しずかな森の奥に隠れ家を建てよう だらだらお布団を剥がして準備して 数分後 死んだ顔でぎゅうぎゅう急行で 運ばれてく ずっとずっとしんどいね けど息はしちゃう 何がしたいだとか そういうの 学校で落としちゃったんだ ねえ あたしに価値は 残ってるんだろうか 役立たずのカスで在るくらいなら 生きてるだけ損だろうか もう 誰の目にもとまらぬように しずかな 水底に墓標をそっとたてよう いっそ 真逆の向きの快速に乗って 観たことのない 空気を知らない 終点に辿り着いて もう 誰の目にもとまらぬように しずかな谷底に虹の根をさがそう
