静かな夜の部屋で カーテンが揺れてる 君の声が遠くで まだ響いてる気がする 最近 君からの便りはない 秋の風が吹き抜けるだけ それでもわかるよ 君の気持ち そっと胸に届いてるよ 疲れ果てたんだね 君は 街の喧騒に背を向けて 繊細な心が 少しずつ ガラスの破片みたいに砕けて 今頃 君は部屋の隅で エヴァンスのレコードを 針を落として 目を閉じて あのメロディに身を任せるのかな 君と歩いたあの公園 夕焼けが滲んだベンチ 笑い合ったこと 覚えてるよ 今もそこに君がいる気がする 無理に話さなくていいよ 言葉は時に重すぎるから 君が黙ってても わかるんだ その静けさが君そのものさ あの日の君の笑顔は 少しだけ無理をしてたよね 僕も気づけなかったこと 今になって胸を刺すよ いつかまたどこかで会えたら 何も言わずただ並んで コーヒーでも飲みながら あの頃をそっと笑えたらいい 君の心がまた色づく そんな日が来るのを信じてる その時まで 遠くから そっと見守ってるよ そっとしておくね そっとしておくね