他愛のない 他愛のない 恋をした 語るような価値もない歌だ 思い出はただ ぐちゃぐちゃに混ざって 都合のいい綺麗事になる それだけさ 帰りたくなくて 遠回りした あのとき 君はどんな未来 浮かべてたの? 風を切る車輪の上 ぎゅっと 君の背中にしがみついて 遠ざかる景色 同じ気持ちで駆け抜けた きらきら揺れる波が ずっと頬を染めていた 君のこと ちゃんと ほら、ちゃんと好きだった そう思えるのに 今は こんなに “壊れたら直せばいいだけ”なんて 簡単に口にしていたよね 笑っちゃうくらい 真っ直ぐだったから 離ればなれの結末の 理由がわからないよ “おやすみ”のついで 交わした約束 騒がしい街に消えてしまう 夢みたいに 永遠なんてないのに どこまででも行けると信じてた 瞬くうちに過ぎ去る時間も忘れて 色褪せてから気付いた くだらないことなんて何もなかった もっと 君をもっと そのまま抱きしめればよかった 他愛のない 恋をした 忘れたくない 恋をした 風を切る車輪の上 ぎゅっと 君の背中にしがみついて 遠ざかる景色 たしかにひとつになれた きらきら揺れる波が ずっと頬を染めていた 眩しすぎて 戻りたくなるよ 「ごめんね」 君のこと ちゃんと ほら、ちゃんと好きだった そう思えるから 今も こんなに 今も